ITmediaの「企業のワークスタイル変革の支援に注力、シトリックスの2012年事業戦略」という記事で、CitrixとVMwareの「ANY Device」観についてちょっと思ったことがあるので、メモ。
CitrixはANY Deviceを打ち出しているけど、この点はVMwareも同じ。むしろ、業界全体が場所、時間、端末を選ばずに業務ができる、というよりすでに従業員が場所や端末を好きに選んで業務ができる方向を向いている、と思う。
ただ、そのANY Deviceを実現するアプローチがちょっと違う気がする。
- Citrixはデスクトップ仮想化およびアプリケーション仮想化でWindowsアプリケーションをANY Deviceからアクセス可能にしようとしている。
- VMwareはデスクトップ仮想化もしつつHorizon AppManager、vFabric、プロジェクトAppBlastでSaaS化、アプリケーション自体のANY Device化を促そうとしている。
図には「同社(Citrix)の事業領域をイメージ化したもの」というキャプションが付けられている。ここに現れていないものを考えれば、Citrixの事業領域にはアプリケーションの使い方を変えることは含まれていても、アプリケーションのあり方を変えることは含まれていない。そしてVMware社の事業領域には、それが含まれている。
デスクトップ仮想化のCitrix XenDesktopとVMware View、アプリケーション仮想化のCitrix XenAppとVMware ThinApp。サーバーに続いてクライアントを物理マシンから自由にする、ANY Deviceにするというフレーズを掲げ、よく似た製品群でアプローチしているのかと思っていた(実際によく比較される)両社だけど、それは現段階の製品ラインナップまでの話で、意外とそれ以降に描いているJourney(旅路、これも彼らが好む言葉だ)は違うのかもしれない。

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